Oculus QuestでThe Room VRを遊んだ感想

BookShelf VR

筆者は2020年7月20日にOculus Questを62,800円で購入しました。
初めてVRヘッドセットを購入した経験などは別記事(準備予定)でまとめています。

今回の記事では、VRゲームの中で初めて購入したThe Room VR: A Dark Matter(公式サイト)をプレイした率直な感想を載せています。

ゲームの概要

説明するよりYoutubeの紹介動画を見た方が早いと思いますので、下記をご覧ください。

The Room VR: A Dark Matter – Official Trailer

プレイ概要

まずは、筆者がゲームをプレイした環境について大まかに載せておきます。

端末:Oculus Quest
時間:20時間
内容:1ゲームシナリオをクリアするまでプレイ

※ゲームのネタバレは含まないつもりです。

感想

私の印象を簡単にまとめると、

初めてVRゲームを体験するには良い作品なのではないか

です。

こちらの示す意味は、期待以上でもなかったが期待以下でもないということです。
そもそも私がVRゲームの経験が少ないため、Oculus Questに最初から付属しているFirststepsというチュートリアルで感動してしまいました。

Oculus Quest | First Steps

実際にはモノを握っていないにも関わらず、モノを持っているような感覚。

そして、それを投げたり紙飛行機を飛ばしたり… 部活で球技をやっていたときのような

これをこう投げてみたらどうなるんだろう?

みたいなワクワク感を思いださせてくれたような気がします。
20代後半に入ったにも関わらず、家族にも体験して貰いたいと思って、
思わずおススメしてプレイして貰いました(笑)。

この体験がベースにあったために、The Room VRではより新しい心地よい体験や練りこまれたストーリーによってのめり込む物があるのだと、前評判で考えてしまっていました。

実際に体験してみたら?

早速、Oculusストアで2,243円でThe Room VRを購入してプレイ開始。

謎解き+モノを触る というゲーム体験が新鮮で、どんどんとゲームを進めていきました。ちなみに謎解きの難易度はピンキリです。

特に片手で大丈夫と思っていたら、両手が必要だった… という体験は衝撃でしたね。

今までのゲームでは両手でコントローラを持ち、
それを使ってキャラクターを操作するため、右手・左手と分けて考える体験がなかったんですよね。

子供だったら頭で考えることもなく、色んな方法を直ぐに試して解決できるであろう問題を、固定概念ができてしまった大人だから解くのに時間が掛かる…

というのは悔しくもありましたが楽しかったです。

期待を上回らなかったことは?

簡単にまとめてしまうと以下の2点です。

  1. ゲームシナリオの筋道があまり理解できなかったこと
  2. VR特有の操作が重荷に感じたこと

1と2に関して、どちらも発展途上のVRゲームには当てはまりそうなことなので、
このゲームだけに言えたことではありませんが。

説明します。

ゲームシナリオの筋道があまり理解できなかったこと

「謎解きゲーム」という特徴上、そこまで重視されていないのかもしれませんが、作りこまれた世界観に対してシナリオが軽いように見えてしまいました。

筆者は日本語版でプレイしたのですが、開発元の言語でない点も問題であったのかもしれません。

こちらのゲームでは、大きな枠組みとなるストーリーがあって、その中に複数のシーンがあるような構成になっています。

主人公がそれを追体験するような形式になっていくのですが、そもそもなぜそうなったのかという流れやシーン間のつながりに関する説明が薄く、理解力の低い自分では迷子になってしまうパターンが多々ありました…

ゲームに対するモチベーションは、先を知りたいという欲求が操作に対する楽しさとは別にあると思いますが、

迷子になると弱まってしまい少々しんどくなってしまいました。

あとは、これまで経験してきたゲームとどうしても比較してしまい、あのゲームだったら… というような無駄な感想も浮かんでしまいます。

VR特有の操作が重荷に感じたこと

ここでいうVR特有の操作とは、

  1. キャラクター移動
  2. 視点移動
  3. 本来見えないモノを可視化するレンズの切り替え

を代表としています。

1は、現状のVRゲームではスタンダードになっている、移動先を指し示してテレポートするような仕組みです。
ゲームの面白さの一つはキャラクターを自由に動かせることだと思います。それが「VR酔い」を抑える制約の下、制限されてしまっている印象です。

2は、視点移動をプレイヤーの頭の動きだけで実現することが難しいために、スティック操作での移動を可能にしている仕組みです。
こちらも1と同じく没入感が減ってしまう原因になっています。ちなみにこの操作ができないゲームで「SUPERHOT」があるのですが、そのデモをプレイしたところ、それがないのも大概難しい… という解決策が出ていない状況なのだと思っています^^;

『SUPERHOT』ゲームプレイ解説

3は、The Room VR特有ですがあるアイテムを取得した後は、そのアイテムの不使用・使用状態を切り替えられるようになります。

これが仕様上は頻繁に切り替える必要のあるシステムになっているにも関わらず、インベントリー(所持品)を表示する、該当アイテムのタブに手の位置を合わせて操作…
という2,3段階になっています。

普段の生活で、眼鏡を掛けたり外したりする作業をゲーム内でそれ以上に繰り返さないといけない、というユーザー体験は果たして・・・という感想です。

総評

以上のように、全てのユーザーの期待を超えることは本当に難しいことだと思います。

私も将来は、VR・ARゲーム、引いてはスポーツの開発に携わっていきたいと考えていますので、ただ批評をするわけではなく「なぜそう感じるのか」をユーザー視点でより掘り下げていけるよう、日頃感想をまとめていきたいと思います。

もし、

  1. こんなゲームをプレイして感想を書いてほしい!
  2. 一緒にこれをやってほしい!
  3. こんなVRゲームを開発しているが一緒に開発してみないか?

など、ございましたらコメントいただけると幸いです。

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